藤井聡太7段の指す将棋は千日手が少ない

将棋を指している人にとって、千日手というルールに違和感を感じないのかもしれない。しかし、囲碁のルールを知っている者から見ると、誠に不可思議なルールに思えてならない。囲碁にはコウ争いと言う数少ないルールがあり、形の上で対局者が双方共に1目の石が互いに取れる状態になった時、その場を離れ他の場所(対局者にとってコウよりも価値のある場所)に打って後にコウ争いに戻れるというルールがある。 コウと言うのは…

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藤井聡太7段の棋界での立ち位置

今月11日に行われた朝日杯オープン将棋トーナメント準決勝で千田翔太7段の研究手に思い切って飛び込み、相手の研究手であるにも関わらず、接戦の末敗れた。一昨日の王位リーグ戦白組初戦である対羽生善治9段戦では、研究手であったのだろうか、3五歩を指しその侭優位を崩さず勝ち切った。こういう指方は藤井聡太7段と羽生善治9段のみが指し、残りのA級棋士に指せるだろうか。 恐らく、豊島将之竜王名人や広瀬章人8段…

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藤井聡太7段対羽生善治9段、王位戦白組リーグ白星スタート!

羽生善治9段が3連敗目であるのに、特別な対藤井聡太7段戦に対して目立った対策を講じた様子には呆れた。次は4連敗目であるから、素人目にも解る対藤井聡太7段戦対策を用意して欲しいものである。先日の千田翔太7段だけでなく、都成竜馬5段・佐々木大地5段・近藤誠也6段等、これ迄対藤井聡太7段戦対策を講じ勝率を掴み取っている。 無論、藤井聡太7段はそれらの敗戦から学んで強くなっているのも事実だ。対局は角換…

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本日は午前10時から藤井聡太7段対羽生善治9段の王位リーグ戦白組第1回戦がある

いきなりの大一番である。素人の予想では白組優勝の本命は藤井聡太7段であるらしいのだが、相手は群を抜く99期タイトル獲得している猛者である。羽生善治9段もこれで負ければ、公式戦3連敗なので、何らかの秘策を用意して来ているに相違ない。 実戦で積み上げてきた引き出しの数は藤井聡太7段よりも比較にならない多いはずであ、千化万化を知り尽くしているはずである。あらゆる場所に落し穴を用意してきているに相違な…

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企業活動は囲碁戦闘に似ている

昨日、国際政治のせめぎ合いは将棋に似ていると紹介した。夫々の国家の持つプレゼンスや経済力は駒の持つ戦闘力と酷似しているからだ。しかし、企業活動は国家とは異なり、貸借対照表や損益計算書によって評価され、それらは貨幣によって評価される。 貨幣は最小単位から構成され、世界の基軸通貨は世界のマーケットで流通され、互に兌換が可能となっていて、互いの貨幣がワールドワイドに通用する訳だ。国際政治の駒は経済力…

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国際政治のせめぎ合いは将棋に似ている

国際政治のせめぎ合いには大駒が数多く存在する。核や軍事力が最大の飛車角になるのだろうが、これを決断して施行すれば、破滅か防衛かの2者しかない。「森加計」や「桜の会」問題に揺れる日本政治の現況は、安倍晋三に代わる総理大臣候補が無いという歩切れが起こす結果でしかない。 歩切れである日本政府が国際政治のせめぎ合いに参加仕様がないのは当然である。何処から歩(総理大臣候補)を調達することこそ日本が国際政…

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藤井聡太7段が教えてくれた天才への道

様々な報道で分かる通り、藤井聡太7段の血統には将棋に関しては全く無縁だと感じる。しかし、藤井聡太7段は稀に見る将棋の天才には相違なく、天才というのは血筋とは無関係と言う事実を示してくれている。元々、天才遺伝子説が双子法で天才研究をする米国の心理学者ジョンセンによって唱えられた遺伝子依存が8割と言う説が多く信じられている。 しかし、藤井聡太7段に関して将棋に関する限り、遺伝子でない事は多くの藤井…

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本日は、筆者始動の日である

脳神経科学を学び、それを社会に反映していくのが、学問をする者の務めである。唯、漫然と学び、折角社会の役に立てる事があるのに、それをしないというのは貪りとしか言えず、良い大人として責任感の欠如と考える。筆者は脳神経科学を学ぶものとして、研究材料として「聡太の脳」を書き続けている。 将棋弱者の筆者として、藤井聡太と言う人格を分かる範囲で捉えて天才が生れる過程について述べてきた積りである。藤井聡太7…

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藤井聡太7段の棋力は棋界最高!

藤井聡太7段の棋譜は棋士になって10連勝した折から全て公開されている。将棋の弱い筆者は記事を書く前に対象棋譜を解説しているYouTubeで公開されているものを3種類位複数回見て、藤井聡太7段の意図のストーリーを想像できる迄見て、理解できたかなと思える程になってから記事を書くようにしている。8割を越える勝率を誇る藤井聡太7段と対局が決まった棋士は、勝とうとすれば棋譜研究は欠かせないものと考える。 …

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油断か!研究か!藤井聡太7段、朝日杯準決勝で千田翔太7段に苦杯!

藤井聡太7段、朝日杯初敗戦である。これ迄4段時代29連勝中に第13連勝目に千田翔太7段に対してNHK杯本戦初戦で当時6段であったが、角換わり腰掛け銀定石を後手で指して勝利を収めているのは勢いの為せる技であろう。次戦は昨年6月22日に王将戦1次予選、藤井聡太7段は先手番であったが、千田7段得意の角換わり腰掛け銀戦法を避け、矢倉で挑み勝利してその年の王将リーグ入りを決める切欠としている。 実は藤井…

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藤井聡太7段3連覇成るか

藤井聡太7段が朝日杯に強いのは、40分と言う短い持ち時間に理由があると考える。これ迄繰り返し述べた如く、藤井聡太7段の基礎はふみもと将棋教室にある事は間違いない。結果として言える事は、「格落ち定石」で白紙の頭に手筋が入り込み、その上で詰将棋はチャンピオン戦に5連覇と言う早解きである。 詰り、40分と言う持ち時間は言い得て妙なるマッチングがある。千田翔太7段はNHK杯で準優勝した事のある短い持ち…

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明日の朝日杯準決勝で藤井聡太7段が当たる千田翔太7段とは

千田翔太7段は藤井聡太7段が棋士になった2016年10月よりも3年半早い2013年4月1日に棋士になっている先輩棋士である。その藤井聡太7段が居ない3年半の間に第55期王位戦で、予選及びリーグ戦とプレーオフを勝ち抜き、挑戦者決定戦で敗れ、2015年度NHK将棋トーナメントで準優勝する等、若手実力者である。1方、棋界では将棋ソフト研究では第1人者であり、奨励会3段リーグ前に藤井聡太7段に将棋ソフト…

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いよいよ明後日は藤井聡太7段にとって3連覇の掛る朝日杯オープン将棋トーナメント準決勝、決勝だ

3連覇は未だ棋界のレジェンド№1の羽生善治9段のみがなし得た偉業である。数多く打ち立てた羽生善治9段が打ち立てた金字塔の1つに17才の少年が挑み、その実現の可否は応援団を含む将棋界全体が固唾を吞んで見守っている。その可否はこれからの藤井聡太7段時代がやってくるか否かの試金石ともなっている。 これまでの2連覇は藤井聡太7段の短時間将棋という事で、勢いに棋界のレジェンド達が飲み込まれたと言う格好だ…

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第61期王位戦1回戦が藤井聡太7段対羽生善治9で2月14日に決まった

藤井聡太7段は昨年最終戦で斎藤慎太郎7段に勝利してリーグ戦入りを決めた。棋王挑戦権を掛けた棋戦は、先ず紅白に別れたリーグ戦で戦い、その紅白リーグ戦優勝を決めた者同士で挑戦決定戦が行われる。藤井聡太7段の属する白組は羽生善治9段、菅井竜也8段、稲葉陽8段、阿部健次郎7段の6名総当りで戦われる。 紅組リーグは豊島将之竜王・名人、永瀬拓矢2冠、佐々木大地5段、鈴木大介9段、佐藤秀司7段、本田奎5段の…

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藤井聡太7段は、我々人間社会に何を齎したか

0幕の締め括りとして藤井聡太7段が我々人間社会に何を齎したかを総括して締め括りたい。藤井聡太7段は将棋界では、様々な新手を指して将棋界そのものに革新を生み出し、素人の将棋愛好家をワクワクさせ、楽しませている。多くの棋士達は藤井聡太7段と対戦する事を望み、将棋界そのものに活性化を生み、日本将棋連盟自体に革命さえ起こしていると言って良い。 そういう棋士としての藤井聡太7段であるが、人類が向かうべき…

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藤井聡太7段、最年少4段への道

小学生6年、2014年6月21日に奨励会初段に登った所迄は述べた。奨励会に入会したのは、小学校4年生2012年9月22日の事であったから、僅か1年9ヶ月で初段になった事になる。幾ら藤井聡太7段が天才と言っても、6級になるのは、アマでも全国大会本戦出場者並みの実力があってこそ奨励会入会が認められる。 これ迄、藤井聡太7段の天才性の源は5才で「格上定石」の丸暗記と詰将棋をやりだした事のみであると述…

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見事!第78期順位戦対高野秀行6段戦に勝利して見事B級2組へ!

対戦は昼食休憩迄に51手迄角換わり腰掛け銀定石で殆ど時間を使わず、進行していき藤井聡太7段の5九玉で昼食休憩となった。聞けば高野秀行6段は昨年の10月位から高スペックのパソコンで角換わり腰掛け銀定石を入念に研究して、角換わり定石採用宣言迄している。昼食休憩後の高野秀行6段の着手は中々進まず、結果36分考慮で3六歩と上がった。 その後、両者の思考時間が僅か僅か4手で4時間弱を費やしている。これは…

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今現在、78期順位戦第9回戦藤井聡太7段対高野秀行6段戦進行中

藤井聡太7段は勝てばB級2組に昇級のが決まる手合である。高野秀行6段は棋士の中では遅咲きの桜と言える棋士で、棋士の中で発達障害と言えるような存在である。47才と言う年齢なのだが、昇級段は悉く勝数規定で、棋士人生としてはまだまだ発達段階にありそうな雰囲気さえ見える。 レーティングとか他棋戦の成績を見れば、圧倒的に藤井聡太7段が有利なのだが、油断は禁物である。高野秀行6段はゆっくりゆっくりとした棋…

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行動遺伝学

行動遺伝学という学問は遺伝子が持つ要素に環境が如何に働きかけるかを研究する学問だ。主に双生児法と言う研究手法で研究されている。一卵性双生児では全く同じ遺伝子を持つ個体に影響する環境に対してどう影響をしていくかを、主に一卵性双生児を探して確立を求める。 二卵性双生児では、ほぼ同じ環境内(家庭が同じで幼児を囲む家族が同じ)で遺伝子の違いが固体の違いにどう影響していくかを確立を調べる学問である。何れ…

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誰でもそこそこに将棋は強くなれる

これ迄、藤井聡太7段が将棋を強くなる過程を見てきたが、それを踏襲する事が最も速い上達法であると考える。囲碁でも将棋でも面白いのは格上と戦う事であるのは、素人の想いである。詰り、「格上定石」をマスターしているのとしていないのでは、各上に対する対戦法が全く異なる。 資金があれば棋士に指導を受けるのが最善であると考えられるが、その投下資本と見合うだけの満足が得られるかが疑問である。何故棋士なのかと言…

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藤井聡太7段、棋王戦第1局を完勝!

170手を越える将棋を完勝と言うのは可笑しいのだが、相手に攻め入る隙を与えず格下の今泉健二4段相手に勝ったのも完勝の内である。それも、相手の今泉健二4段の持ち時間が1時間を余して投了したのだから、藤井聡太7段あっぱれと言いたい。今回の棋王戦予選は8組ある内の予選7組で、7組内にはさしたる強敵が見当たらないように見受けられる。 1番強そうなのが船江浩平6段なのだが、これ迄1度も敗れる事無く勝ち切…

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少なくとも、藤井聡太7段の将棋天才性は元々持つDNAとは無関係だ

脳とか遺伝子の基礎知識の無い人達は、藤井聡太7段を見て、生まれつきの将棋における天才と混同して議論しがちだ。安藤寿康と言う行動遺伝学の第1人者が居るが、彼は双子法と言う研究手法で7千件もの調査をやり、遺伝子と環境について調べている。安藤氏によれば、言語性は遺伝子は1,5対環境が8,5の割合で後天性が強いと言い、空間認知能力は遺伝子が8で環境が2であると調査の結論を導きだしている。 藤井聡太7段…

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天才少年現る

小学4生で奨励会6級になる子供は数々の子供将棋大会等で活躍してなる子は多い。藤井聡太7段は「ふみもと将棋教室」で文本力男氏の薫陶を受け、5才で「格落ち定石」が示す本格的な将棋から修行を始めている。「格落ち定石」は手筋の宝庫であるから、詰将棋を解くにも、創作詰将棋をするにも随分役立ち、藤井聡太7段が詰将棋を愛好して止まない原動力がそこにある。 普通、将棋は駒の動きを覚えれば指せるので、邪道とも言…

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藤井聡太7段!強い!凄い!

令和2年1月28日、対澤田慎吾6段ヒューリック杯棋聖戦の対局があった。藤井聡太7段の見事な完璧な勝利で、2次予選決勝戦を勝ち抜き、見事決勝トーナメント戦進出を果たした。何を以て、強い!凄い!というのか、少々語りたい。 先ず上げておきたいのは、今月24日に行われた竜王戦予選と本日澤田慎吾6段と戦ったヒューリック杯棋聖戦で相手より持ち時間を多く残せた点を強く挙げたい。これ迄、藤井聡太7段の敗局は、…

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本日午前10時からヒューリック杯棋聖戦2次予選6組対澤田慎吾6段だ

本日行われるヒューリック杯棋聖戦は藤井聡太7段にとって最後の最若年タイトル挑戦を掛けて戦う棋戦だ。最若年タイトル挑戦は屋敷伸之9段が1997年に17才で奇しくも同じ棋聖戦でタイトル挑戦を果たしたが、三浦弘行9段に挑戦するも敗れた。翌年もタイトル挑戦を獲得し、5番勝負を制し、見事最若年タイトル棋聖位獲得に繋がった。 本日行われる、澤田慎吾6段戦はヒューリック杯棋聖戦2次予選6組決勝で、勝てば16…

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藤井聡太7段の奨励会級位時代

2012年6月東海研修会B1に昇級し、東海研修会で世話人をしていた杉本昌孝7段に弟子入りし、奨励会6級で入会した。プロになると言う事は、アマチュアを卒業する事で、この時点で多くのトップ棋士が為しているアマチュアチャンピオンの座を断念する事になる。であるから、あれ程強い藤井聡太7段はアマチュアチャンピオンの称号を取得していないのだ。 しかし、藤井聡太7段はアマチュア称号より棋士に成る事を望んで居…

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今の藤井聡太7段を育んだ“ふみもと将棋教室”

“ふみもと将棋教室”は現在の藤井聡太7段を語る上で欠かせない存在だ。5才の藤井聡太7段に「格落ち定石」の丸暗記と詰将棋を教えたのが“ふみもと将棋教室”を主催していた文本力男氏である。この事象は、殆ど将棋の基礎知識が無い時に、正しい知識を持つことの重要性を我々に教えている。 当然、文本力男氏は当然のこと“ふみもと将棋教室”に通っている生徒達は、5才の藤井聡太7段よりも強い訳であるから、「格落ち定…

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藤井聡太7段、竜王戦3組第1戦突破!

昨日、藤井聡太7段対畠山鎮8段戦が行われ、結果藤井聰太7段が勝利を納め、竜王戦組別ランキング戦全勝を確保した。対局は典型的な角換わり腰掛け銀戦型で始まり、互いに攻撃の先陣を取ろうと様々な攻防が見られたが、畠山2銀が五筋から六筋を上がって来るのを見ると素人目には畠山有利と映る展開であった。こと1局の最大の焦点は、夕食休憩前に持ち時間が藤井聡太7段2時間、畠山鎮8段40分とまさかの展開である。 こ…

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本日、午前10時から竜王戦3組ランキング戦初戦畠山鎮8段戦がある

藤井聡太7段は竜王戦は相性の良い棋戦であり、棋士1戦目がよく知られている対加藤一二三9段戦であった。29連勝の内、5勝が第30期竜王戦6組ランキング戦で得たもので、29連勝目が第30期竜王戦決勝トーナメント初戦増田康宏4段戦であった。その後、31期5組では石田直裕5段・32期4組では菅井竜也7段に勝利して優勝し、連続3回竜王戦ランキング戦を制している。 昨年、後3勝すれば挑戦者決定3番勝負と言…

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棋士前夜における母の愛

将棋を覚える錐体細胞も細胞分裂した当初は顆粒細胞であって、記憶を定着させる機能は未だ無く、錐体細胞に成長させる原動力は胎内で受取る女性ホルモンであり、休むことの無い母の愛情が顆粒細胞に働きかけて錐体細胞へと成長を促す。錐体細胞は胎内を出る時には、大脳皮質第4層・偏桃体・海馬アンモン角CⅠ~Ⅲに大きく成長したものになっている。 元々顆粒細胞であったものが、大型~中型迄の機能を持った錐体細胞に成長…

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藤井聡太7段:将棋夜明け前

藤井聡太7段は愛知県瀬戸市で2002年7月19日に誕生した。隣の家に母方の両祖父母が住み、両親と1人の兄の居る家庭に誕生したようだ。藤井聡太7段と言えば、キュポロとモンテッソーリ教育がよく話題に取り上げられるので、この記事ではその紹介をしよう。 キュポロはスイスのベルンにおいてMattias Etterが心身に障碍を持つ子供達の養育道具として開発されたようだ。木製の同じ大きさの立方体に溝が彫っ…

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記憶は将棋の基盤

対局の実況中継を見ていると、解説者が前例があるとか前例を外れるとか言うフレーズをよく聞く。それは棋士ともなれば、大方(全てかも知れない)の自身のみならず、全ての棋戦を確認し、記憶しているからと言っても過言ではない。将棋に接するのは駒の進行先を覚える事から始まり、次に手筋や定石群を覚え、少し強くなると自身の指した棋譜を暗記できるようになる。 かように記憶は習い始めから棋士に至る迄、将棋に欠かせな…

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藤井聡太7段、第13回朝日杯準決勝進出、3連覇なるか

昨日の菅井竜也7段戦に続いて午後から斉藤慎太郎7段との準々決勝でも勝ちを得た。立上りは藤井聡太7段得意戦型である角換わり腰掛け銀戦法で、お互い短い持ち時間でよく見る形に近づいた。放送を見、解説を聞いていると、同じような戦型でも、夫々の手順で色々と変化するのを知り、奥が深いのだなと感じた。 結果、藤井聡太7段が斉藤慎太郎7段を押し切った形で終わったのだが、一昨年の両騎士の相関を考えれば考えもしな…

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朝日杯藤井聡太7段の第1戦目は169手で菅井竜也7段に競り勝つ

振り駒の結果、菅井竜也7段の先手番で始まり、菅井竜也7段は角道を開け、藤井聡太7段は何時もの如く飛車先の歩を突いて始まった。5手目で菅井竜也7段は中飛車に飛車を指し、大まかな陣形概要が定まった。藤井聡太7段は何時もの如く、6四歩と突き、銀を上に上げて棒銀や早繰り銀を指せる準備に入り、菅井竜也7段は5六飛と浮き飛車に構え、守りは穴熊戦法を採った。 菅井竜也7段が穴熊戦法で守ったので、必然的に藤井…

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理研将棋プロジェクトⅡ

米長邦雄永世棋聖が将棋連盟会長であった頃、富士通と理化学研究所の3者で共同研究のが“理研将棋プロジェクト”である。棋士・将棋愛好者・全く素人の3者を12名ずつ集めて、将棋にとって意味ある形(定石・詰将棋)を見せて、脳の変化をfMRIや脳波検査で働いている脳部位を特定しようという企画である。左右側頭葉においては、素人が1番広く顕れ、熟練度が高くなる程反応部位が狭まって行き、その部位は形や意味認識に…

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藤井聡太7段、昨日の順位戦第8回戦、終わってみたら居玉で快勝!

1月16日午前10時から78期順位戦、藤井聡太7段対小林裕士7段の対局が開始された。小林裕士7段は1手損角換わり戦型を選び、藤井聡太7段は手得を意識して超高速な展開を目指し、早繰り銀戦法で1六歩の備えをして21手目で3五歩と突き、歩交換という戦いに入った。王手飛車取りの筋を消す1六歩を指したものの、拙速な攻めで2八飛車に2七歩と当てられ、1段吊り上げられた飛車に3六角と小林裕士7段準備していた飛…

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脳神経細胞は環境のみに依存する

“脳神経細胞は環境のみに依存する”と言うフレーズはこのブログで何度も紹介した。脳神経細胞は細胞体と軸索及び樹状突起から成り、環境というのはグリア細胞から脳由来神経栄養因子の分泌を受け、他の神経伝達物質等の分布と言う事である。脳由来神経栄養因子があれば、脳神経細胞は基本的な機能である細胞体において神経伝達物質の解析をし、自身の軸索から他の脳神経細胞に神経伝達すべく、自らの伝達を実現すべく固有の神経…

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序幕 400年に1度の天才登場

第1~3幕途中迄、藤井聡太7段が世に熱狂を起す出来事を書き連ねて来たが、400年(江戸時代以来)と言うのも誠と頷かざるを得ない。20才迄2年半の歳月を残して王将リーグ戦のような活躍、並み居るA級棋士を寄せ付けない強さを見せられ、改めて頷く次第である。名人と竜王に1敗ずつしているものの、どちらも序中盤で時間を使いすぎて、自らが自分で転げたとしか素人目には思われない負けようである。 名人や竜王と雖…

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第69期王将リーグ戦での藤井聡太7段の奮闘は素晴しかった!

谷川浩司9段を破ってリーグ入りを決めた藤井聡太7段の王将リーグ戦での戦いは見事であった。藤井聡太7段以外の参加者は豊島将之名人・広瀬彰人竜王・糸谷哲朗8段・羽生善治9段・三浦弘行9段・久保利明9段とタイトルを獲った事もあり、A級棋士を何期も続けていたりする錚々たるメンバーである。リーグ戦開始前の前評判は、藤井聡太7段が1勝出来るのか疑問視されていた程のメンバーであった。 結果、藤井聡太7段は強…

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雅かの頓死! 事実上の渡辺明王将への挑戦者を決める藤井聡太7段対広瀬彰人竜王

4勝1敗同士で迎えた人類文明の渡辺明王将への挑戦権を賭けた王将リーグ最終戦が頓死で終わるのは誰しも予想だにしていなかった。詰将棋選手権チャンピオン戦を5連覇している藤井聡太7段が頓死するという事実は、信じられない出来事であった。後、数秒あれば、それでも1分考える時間があったのだから、必ず解答があるのと無いのでは、人の焦りが為せる業なのか。 この将棋は、何時もならお茶を啜って飛車先の歩を突く藤井…

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王将リーグ戦華僑!対久保利明9段戦

昨年11月13日に行われた対久保利明9段戦であるが、王将リーグ4戦目で藤井聡太7段3勝1敗で迎えた。藤井聡太7段、勝てば4勝1敗という事で、王将リーグ最先端を走ることとなる。この対戦迄の広瀬彰人竜王の王将リーグ戦での成績は2勝1敗であって、それ以降(11月13日)に2連勝してこそ藤井聡太7段との決勝戦となった訳である。 王将リーグ戦最終月に3勝を挙げた広瀬彰人竜王(藤井聡太7段戦では竜王位を失…

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見事! 王将リーグ第4戦対羽生善治9段に快勝!

これ迄藤井聡太7段は羽生善治9段と3戦していて、獅子王戦・炎の7番勝負最終戦・第11回朝日オープン将棋トーナメント戦準優勝戦で戦っており、藤井聡太7段の2勝1敗となっており、公式戦では1勝1敗であるが、何れも早指し将棋であり、4時間の持ち時間の将棋は初である。第11回朝日オープン将棋トーナメント戦で当時最先端流行戦型である角換わり腰掛け銀戦法で藤井聡太7段が勝ったのは衝撃的であった。持ち時間4時…

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王将リーグ第3戦 対糸谷哲郎8段戦 41手詰めの脅威!

対A級棋士糸谷哲郎8段戦は、何故か藤井聡太7段が連勝している。第1戦目は一昨年王座戦2次予選でぶつかったのだが、糸谷哲朗8段は角換わりでも変則坂田流向かい飛車戦法で対峙してきた。対する藤井聡太6段は自然流受け手の6五角と指し、序盤に関わらず終盤の感覚で2五圭と飛び、結果馬を作ってしまった。 結果勝ったのだが、次戦は朝日オープン将棋トーナメント2連覇に関わる準々決勝で当り、当然の如く藤井聡太7段…

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王将リーグ戦:藤井聡太7段に立ちはだかる豊島将之名人

これ迄、豊島将之名人には公式戦3連敗している藤井聡太7段であるが、1昨年8月24日に行われた棋王戦決勝トーナメント初戦で軽く千日手に誘導され、指し直し局で持ち時間差に追われ一方的に負けている。2局目は本年5月23日放映の銀河戦本戦トーナメント決勝戦で68手目迄リードするも、70手目で8一飛と引き、71手目の銀でとを取られ逆転を許し、その侭押切られ敗戦し、3局目は本戦7月23日に行われた第32期竜…

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王将リーグ戦第戦は三浦弘行9段

三浦弘行9段は藤井聡太7段の杉本昌隆8段と5才違いなので、互いに切磋琢磨し合った仲に相違ない。藤井聡太7段から言えば、都成竜馬5段・増田康宏6段・佐々木大地5段のような存在なのだろう、藤井聡太7段が3段リーグの時に武者修行で三浦弘行9段宅へ遊びに行った話は有名である。ベストツエルブで紹介した将棋の内容は、三浦弘行9段が横歩取りを得意戦法としているという事で横歩取りで始まり、藤井聡太7段が両端歩を…

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第3幕の華「第69期王将リーグ戦」への道

第67期王将戦1次予選においては、第7組で準決勝迄勝ち上がったのは所謂藤井フィーバーの最中、29連勝においてであった。初戦有森浩三7段は7連勝目、2戦小林裕士6段とは11連勝目、3戦西川和宏6段とは17連勝目、準決勝澤田慎吾6段とは28連勝目の神谷広志9段が30年近く保持していた連勝記録と並んで王将戦1次予選7組準優勝となった。2017年8月4日に菅井竜也7段と決勝戦で対戦して敗れ、因縁の対井上…

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ベストツエルブ

第3幕の1つJT杯日本シリーズに出場が決まったのは、将棋界で賞金額ベスト12位に入った証である。朝日オープン将棋トーナメント戦優勝賞金、7段昇格による対局料の増加等によって、藤井聡太7段は将棋界で12番目の賞金額となった。JT杯日本シリーズの出場者は前年度大会優勝者とタイトルホルダー及び獲得賞金上位者であり、藤井聡太7段はそのラストとして加わった。 主催は日本たばこ産業と各地方新聞社であって、…

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藤井聡太7段は対豊島将之名人に竜王戦決勝トーナメントで自ら勝ちを落した

対豊島将之名人戦は対久保利明9段戦と違い、双方得意戦型である角換わり腰掛け銀戦法であることから、80手目迄進んで持ち時間が藤井聡太7段1時間28分、豊島将之名人1時間32分と結構残しており、形勢も互角である。藤井聡太7段は朝日オープン将棋トーナメント2連覇並びにアベマTVトーナメント2連覇していて、もっと自身の見える手を信じて指せば同じ展開になっても使用時間はもっと少なく済み、終盤戦にもっと時間…

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第32期竜王戦決勝トーナメント2戦目対久保利明9段戦は第3幕の華

菅井竜也7段に勝って4組優勝を果たした藤井聡太7段は3年連続で竜王戦決勝トーナメント進出となった。1戦目近藤誠也6段に順当勝ちを納め、初の5勝で挑戦者を勝ち得る所迄、駒を進めた。これ迄も竜王戦決勝トーナメントには2度参戦していたが、一昨年は佐々木勇気5段、昨年は増田博康6段に阻まれ、本年初の勝ち上がりだ。 この後、久保利明9段・豊島将之名人・渡辺明2冠に勝つと挑戦者決定3番勝負に進出となり、ま…

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第3幕での最初の赤絨毯、第32期竜王戦決勝トーナメント戦

竜王戦は藤井聡太7段にとって特別な棋戦である。棋士になっての初戦も年齢差62才半の年齢差のある加藤一二三9段、19連勝目に第30期竜王戦予選6組優勝を近藤誠也5段相手に為している。29連勝も5組優勝の対増田博康4段に勝って達成し、続く佐々木勇気7段に敗れ30連勝を阻止されると共に竜王戦決勝トーナメントも勝ち上がりも阻止された。続く31期竜王戦決勝トーナメント1戦目は都成竜馬5段に勝利するも2戦目…

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