筆者の将棋理解

今迄、NHK囲碁トーナメントを見ていた。筆者は将棋よりも囲碁が好きで、このブログの記事は筆者の将棋理解と囲碁における勝負勘を基に書き進めている。だから、将棋が分っていて、ここまで断定的な記事を書いているわけではないがそんなに的外れでは無いと信じて書いている。 元々、脳神経科学に詳しく(医者では無い)、独学なので仲間も居ず、1つの資料の意味合いを以て藤井聰太7段の脳を扱っている。要するに、どんな…

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初めてのポスターが振り込め詐欺防止呼び掛けであった

色々宣伝媒体に要請されているとずっと昔に報道があった。第一号が「振り込め詐欺撲滅キャンペーン」用だったという訳だ。警察の要請に答えたと言う所であろうか。 将棋を知らない人も知っている藤井聰太7段。筆者も知らない人相手に話の第一歩として活用させて貰っている。藤井聰太に纏わる様々な話題から入って、話の糸口にさせて頂いている。 一本テレビCМで藤井聰太7段に入るお金は2千万円だという。もし、受ける…

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奨励会3段リーグ

藤井聰太7段が戦える新人王戦の対戦相手は出口若武3段である。この3段リーグ戦というのが、とんでもないハードな戦いの場であるが、藤井聰太7段は運よく1期抜けしている。リーグにとんでもない才能が同時に居た時は、1期抜けは殆ど不可能と言って良い。 因みに、現在名人である佐藤天彦は32~39期迄8年間在籍して、棋士になっている。最初の32期にしても11勝していて、つぶし合いの年等4段に昇段した棋士も居…

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全ては朝日オープン将棋から始まった

筆者自身、藤井聰太7段について最初の頃はそんなに注目していなかった。筆者の注目潮目が変ったのは、藤井聰太5段が羽生善治永世7冠に勝利してからである。丁度同じ日に平昌オリンピックが開催されており、羽生結弦選手が怪我を押して優勝もした時でもあった。 その日、藤井聰太5段が羽生善治永世7冠に勝ち、次いで羽生選手が金メダルを取り、その後で広瀬彰人8段を破って優勝した。そして、日本将棋連盟の規定により藤…

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最後の新人王戦、次はいよいよ決勝3番勝負だ

青嶋未来棋士は決して弱い棋士ではない。藤井聰太7段よりも1年半先に棋士となり、順位戦ではC級1組だし、竜王戦では5組である。レーティングは1660で、活躍している若手棋士の中では決して引けを取る存在では無い。 しかし、昨日行われた新人王戦藤井聰太7段との準決勝では為すところ無く敗れている。要するに、藤井聰太7段が強すぎるのだ。青嶋未来5段からすれば、自身が得意とする右王の構えを取ったにも関わら…

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もう直ぐ棋士三年目になる藤井聰太7段

来月の半ばで棋士藤井聰太は棋士生活2年が終わる。勝率8割を越えるこの間の将棋は記録尽くめの2年間でもあった。最大の記録は最年少棋士の誕生であるったろうし、初めての対局が最年長の加藤一二三9段との対局と言うのは神の配材としか言いようが無い。 初年度は29連勝と新記録を達成した。2年目の今年は、4段であったものが7段にまで登り詰めている。そのせいで、本日準決勝が青嶋未来5段が行われるのだが、今回の…

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藤井聰太7段よ強くなれ!驚異的に強くなるのは後2年だ!

昨夜、NHKスペシャルで「東京アスリート1」と題して張本智和及び伊藤美和選手の紹介があった。2人に共通しているのは、母親が卓球のトッププレイヤーであった事と始めたのが2才という年齢である。異なるのは張本の母親が中国人のトッププレイヤーで伊藤の母親は日本人の実業団プレイヤーである事であった。 母親の経験値の相違からか指導方法は全く異なっていて、張本は思うようにやらせ、伊藤はスパルタであった。多分…

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脳とコンピューターの違い3

CPUとメモリ及び記憶領域は全て大脳皮質が行います。AIはどれだけ進化しても、自身では記憶にアクセスできないでしょう。囲碁や将棋でAIが棋士に勝利しているのは、常に人間が付いていて、最終判断を人間が下しているからです。 脳は自身の中に制御システムを持ちます。以前の記事で小脳がアプリの代わりをしていると書きましたが、数億年の進化に伴って形成された数多くの神経核からのアクセスで動きます。最も顕著な…

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脳とコンピューターの違い2

IBMの歴史は電子計算機の開発の数十年前に始まる。電子計算機の前には、パンチカードによるデータ処理機器を開発していた。その前身は1911年に合併により創業したザ・コンピューティング・タビュレーティング・レコーディング・カンパニーである。1933年6月20日にエレクトロマチック・タイプライターズ・カンパニーを買収して、タイプライター事業にも乗り出した。 第2次世界大戦において同盟各国の軍ではIB…

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脳とコンピューターの違い

藤井聰太7段もそうであるが、最近の殆どの棋士はAI機能を搭載した将棋ソフトを使っているようだ。脳の仕組みは非常に複雑で、3億年前に起きた生物大量絶滅の後、発生し繁栄した脊椎動物の発達に関与している。脊椎動物は脳や筋肉を持ち、その筋肉を自由に操る事で繁栄している。 脳に多くの神経核があるのは、2億5千万年以上かけて生成した産物である。一方、コンピューターの初めての原料となった真空管は前世紀の初め…

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閃きを支える脳基盤

藤井聰太7段は短時間(0、2秒)で普通は結構長い読みを必要とする手が指せる。先日のAmebaトーナメント戦優勝という快挙は、そういう能力なくして考えられない。普通、右脳は図形・左脳は言語とよく言われている。 理化学研究所の将棋プロジェクトによれば、棋士は将棋を指す時、頭頂葉と側頭葉が活発に動くと言う結果を示している。詰り、左側頭葉には駒の意味づけやその関連性の情報が蓄えられていて、右側側頭葉に…

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一手いっての積み重ねのはずなのだが

今、藤井聰太7段の名前を知らない人は居ないと言っても過言ではない。普通に街のおばちゃんにその名を告げると、「将棋の」と帰って来る。そして、棋士の指す将棋観戦が大きなうねりとなって一般大衆の中に根付こうとしている。 将棋観戦は団体スポーツ(野球、サッカー、バスケット等)観戦に似ている。夏の甲子園で、9回で追いついて、延長戦裏に満塁ホームランと言うのが結構あったと感じている。サッカーやバスケットも…

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詰将棋選手権4連覇は伊達じゃない

昨日、叡王戦7段戦準決勝と決勝戦があった。午後2時から小林裕士7段との対戦は振り駒で藤井聰太7段の先番となった。双方共に通常の立ち上がりに見え、藤井聰太7段が先に仕掛けたが、何時の間にか後手の飛車道が開いて受け一方になったかと思われた。 一瞬の間隙を突いて、歩の頭に飛車を切って桂馬取り王手である。藤井聰太7段はその詰将棋が見えたのだろう、飛車きりに一瞬の迷いも無かった。歩で飛車を抜いた後、その…

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藤井聰太7段の学びとは何だろう

人は学ぶ時、真似をすると言う時がある。真似は繰り返しの記憶であり、長期増強の回路を創っているに過ぎない。真似をしたからとて、天才の脳は其処に止まらない。 真似が最善では無いと無意識に分かっているからに相違ない。真似に基づいて試行錯誤を始める人が天才であり、それの出来ない人が凡才に相違ない。定石書を読んで、それを信じ込んで、他人の対局にあれこれ言う素人はその凡才であり、発展は無い。 神経細胞に…

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先手で考えねばならないのは

藤井聰太7段の場合、これ迄後手番が圧倒的に多かった。先手の場合重要となるのは、剣道で言う所の後の先を取る事であろう。棋戦は真剣勝負である。 剣で真剣となると、命に関わる。それで、後の先と言う奥義が生れたのであろう。後手番は先手の指した手に順応する事が通常の勝負では行われる。 藤井聰太7段の場合、後手の第1着手がお茶をすすって飛車先を突くだけであった。これ迄は、2手相手に指させて、次の手を指し…

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久々の先手で攻めを急ぎ過ぎた藤井聰太7段

昨日の王位戦予選初戦で、久々に先手番を引当ててしまった為に、攻め急いだのが敗因であろうと考える。 将棋の弱い筆者が言うのも可笑しいかも知れないが、山崎8段は藤井聰太7段が後手番で指すような後手番を指した。 対する藤井聰太7段は攻め急いだのか、飛車左の歩を早々に突いたが、これは棒銀戦術を指す時に、よく指す手だと見ている。 解説では、その左の歩を突くのも有りと言っていたが、それが良かったの…

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将棋と囲碁2

将棋と囲碁は知らない人にとって、同じ様な歴史を持つボードゲームとして将棋の方が遥かにハードルが低い。無論、高級な手になれば知識の無い人にはどの手も同じに見えると考える。しかし、将棋の場合は駒に進む位置に規則があるので、何の為に指したのか分り易い。 このハードルの低さが藤井聰太7段フィーバーを生じさせたのだと受け止める。囲碁の場合、新人が29連勝したとしても、囲碁の初心者将棋もには、唯勝ったと言…

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囲碁と将棋

囲碁も将棋もボードゲームとしての起源はインドだったようで、それが中国へ渡り、日本に伝来したものだ。平安時代の読み物に両者共に出てきて、主に貴族婦女子のゲームであったようだ。江戸に入り、お城将棋・碁が催され、将棋は名人、囲碁は本因坊が家元を名乗り、発展して今日まで来ている。 古代インドから渡来して我々を楽しませてくれているのだ。将棋は9種類の夫々役割や機能の異なった駒があり、それを覚えてしまえば…

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第一感の閃きに従え!

今回行われたAmebaトーナメント戦は持ち時間5分、1手指す毎に5秒加えられると言うルールで行われた。 名人戦や竜王戦本戦は、2日制である。 充分な考慮時間を与えると、2日に及ぶ対局になるのだが、それが僅か20分で決着が着く戦いであった。 必然的に全ての着手を第一感で決める事になる。読めて、1分が限界と考えて良いだろう。 藤井聰太7段の場合、僅か4時間しかない持ち時間でも、1時間位2…

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藤井聰太7段若さの勝利

昨夜、Amebaトーナメント戦の中継を見た。 最初に、藤井聰太7段の紹介と決勝までの9戦の概略があり、佐々木勇気6段がそれに続いた。 藤井聰太7段以外は、勝敗の決した後疲労困憊して転げる姿が印象的で、それの無い藤井聰太7段がやはり、有利と感じた。 対局が始まると、僅か20分で済んでしまい、将棋を殆ど指さない人が見れば、勝敗しか印象に残らない。 筆者は藤井聰太7段に興味を持ってから、結…

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天才脳の回路

理化学研究所で将棋プロジェクトをやったのは以前紹介した。 その時に、頭頂葉と側頭葉の一部で、将棋を考えると血流が観測され、脳波が計測される事を紹介した。 詰り、棋士達は頭頂葉と側頭葉の一部に将棋の神経核を持っている事になる。 棋士になれる人が将棋を覚えるのは海馬が未だ少なくとも成熟していない時であるから、最初に記憶として大脳皮質貼付けられるのが頭頂葉と側頭葉なのである事が推測できる。 …

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0.2秒で指せるのは小脳核に長期増強がある証拠

シナプス間隙に神経伝達物質が放出されて、シナプス結合する状態は認識する事だと考える。 それが数回起きて、記憶すると言う状態に変化する。 そのシナプス結合が長く続く事を長期増強と言い、記憶の定着と考えて良い。 神経核と言うのは、その相互に長期増強をしている神経細胞が集合した状態であると考える。 長期増強同士がより強く複合し合う状態が神経核の中で頻繁に起こっていると考えられる。 如何に…

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神経伝達物質

昨日述べたように、軸索は殆ど末端で分岐し、その末端に小胞を持ち、その小胞に神経伝達物質を蓄える。 神経伝達物質自身はその神経細胞内に置いて化合成して作られ、それを軸索端末迄運んで貯めている。 そこへ閾値以上の電圧が掛ると、幾つかの過程を経て小胞が開いて神経伝達物質が軸索末端辺りに漂うという訳だ。 漂った神経伝達物質は近傍の神経細胞の表面や樹状突起にできているシナプスに取り込まれる。 …

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聰太の神の手を指す脳の働きはどこから来るのか

大脳皮質では数百億個、小脳では一千億個あると言われる神経細胞の可塑性に秘密がある。 可塑性とは、固体に外力を加えて変形させ、力を取り去っても元に戻らない性質を言う。 神経細胞は我々の体を構成する真核細胞から発展したものである。 神経細胞になって、何が変わったかと言えば、外見的には軸索や樹状突起を持ち、あらゆる所にシナプスを形成する事である。 その他にも、様々な化学物質の取組み口が数多…

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藤井聰太7段よもっと強くなれ

高見叡王との一戦は藤井聰太7段に大きな力を与えた。 指し盛りのタイトル保持者と戦って、中盤迄これまでの指方を変えずに、互角以上の戦いを見せたからだ。 大きな自信に繋がったと考える。 ここで、身に着けなければならないものが特定されたと言えよう。 それは突破力に他ならない。 少しでも優位な内に、少々の犠牲を厭わず相手の肺腑に穴を開ける事であろう。 日露開戦で、敗色濃厚であった20…

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菅井竜也王位に力及ばず

藤井聰太7段は昨日、棋王戦トーナメント戦で菅井竜也王位に力及ばず敗れた。 振り駒で、後手番となったが、中盤迄は互角以上の戦いを見せるも、中盤最終局面で菅井竜也王位のパンチが入った。 藤井聰太7段がパンチを入れることが出来なかったのは菅井竜也王位に隙がなかったとも言える。 竜王戦で東の天才と言われる増田康宏6段に、王座戦でタイトル戦を戦う斉藤慎太郎7段に、棋王戦では菅井竜也王位に敗れたが…

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Amebaトーナメント決勝戦の対戦相手は佐々木勇気6段に決まった

昨夜、Amebaトーナメント準決勝羽生善治永世7冠対佐々木勇気6段の戦いが放映された。 やはり、このトーナメントは若い脳が有利に働くようだ。 短時間での脳の瞬発力は、年齢を重ねると幾ら発案者とは言え脳の回転は落ちてくるのは当然のことだ。 年齢を重ねると体力が先ず落ちてくる。 命の維持に先ず優先して体力を使用するはずであるので、脳は2番目になる。 40台と20台半ばとでは体力的に大き…

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天才は走り続けている

藤井聰太7段の気分は、一時の休みも無く、将棋の神様が棲んでいる場所に一目散に走っている。 棋士であるから、勝敗を考えない訳は無いだろう。 しかし、目先の勝ちよりも、遥か上が見えているように感じる。 嘗てのメジャーリーガーのイチロー選手が寡黙に只管、至高を目指していた時のような貪欲さを感じる。 もし、竜王戦のタイトル獲得だけを目指していれば、東の天才と呼ばれている増田康宏6段にも、王座…

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