藤井聡太7段は何故あの若さで、あの強さを達成したのか

これ迄の記事で藤井聡太7段は類希なる偶然と偶然が折り重なってあの強さが実現したと書いた。その一つが文本力男氏が主催する子供将棋教室で与えられた「格落ち定石」だった事は言うまでも無い。では、誰でも「格落ち定石」を学べばあのように強くなれるかと言えば、そうではない。 大切なのは手筋の切り分けである。何でも理解するのに、様々な小さな構成要因を理解し、その組み合わせによって手筋が構成される。その手筋の…

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藤井聡太7段が王将戦挑戦手合に進んだ場合、藤井聡太7段がタイトル奪取となるだろう

YouTubeに投稿していた将棋ポケットにおいて、藤井聡太7段がタイトル戦にどういう戦いをするか、データに基づいて解説していたので同じテーマについて語っていきたい。将棋ポケットではこれ迄の対戦データを基に渡辺明3冠の優位性を主張していたが、それを検証してみたい。藤井聡太7段の戦績を見てみると、敗戦の時には藤井聡太7段の側には持ち時間が無くなっていて、秒読みになっても可也長手数で敗戦している。 …

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藤井聡太7段、西川和宏6段に快勝!次は出口若武4段戦だ!

試合は先手の西川和宏6段が角道を開ける歩突きで始まったが、藤井聡太7段は相変わらずお茶を一口飲んで飛車先の歩を突いて始まった。西川和宏6段が選んだ戦法は角の右隣に飛車を振る3間飛車であったが、これは藤井聡太7段も見慣れない形らしく長考を重ねて駒組を進めた。23手目の5九角は西川和宏6段の用意した戦術だったが、藤井聡太7段は乱されずに時間を使って対処。 互いに互角の体勢を保った侭昼食休憩。互いに…

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本日は王位戦予選7組対西川和宏6段との準々決勝戦だ

王位戦はつい先達て、千駄ヶ谷の受士こと将棋の強い叔父さん木村一基王位が46才で最年長初タイトルを奪取した所である。予選は8組に分かれており、持ち時間は各4時間、最初から戦えば藤井聡太7段が2回戦であるから、5回である。一組凡そ21名からなり、6回戦って優勝すれば、6名で戦う紅白リーグ戦が待ち受け、その優勝者同士で挑戦者決定仕合といなる。 木村一基期王も、又来年6月頃から挑戦手合を受け、守るか剝…

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藤井聡太7段が1歩抜け出したと渡辺明王将が言う

一昨日行われたJT杯日本シリーズ準決勝前夜祭が大阪で行われ、その記者会見で「藤井聡太7段が1歩抜け出している。残りの2局が共に先番なのが大きい」と語ったそうだ。その渡辺明王将は昨日の対三浦弘行9段戦で見事に勝ち、広瀬彰人竜王との11月17日に行われる決勝戦に出場を決め、連続覇者となるかが注目される。渡辺明王将の話によれば、藤井聡太7段がもう1敗すると難しいだろうとも語っていた。 藤井聡太7段が…

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神に選ばれし者、藤井聡太7段

神と言うのは、遺伝子ではなく環境の事である。遺伝子であれば、神では無くご先祖様のお陰でと言う事であろう。そもそも脳神経細胞の遺伝子が通常の動作に支障をきたすのであれば、ベッツ細胞やプルキンエ細胞が存在する道理もない。 詰り、将に読者諸兄も筆者含めて神に選ばれし者に他ならないのだ。プルキンエ細胞やベッツ細胞もこのブログで何回も述べたように、始まりは細胞分裂した顆粒細胞に他ならない。その顆粒細胞が…

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藤井聡太7段王将リーグ戦優勝なるか?渡辺明王将への挑戦手合は?

いよいよ王将リーグ戦の全日程が決まり、前半戦を折り返した所で藤井聡太7段が3勝1でレースのトップを走っている。しかし乍ら、A級棋士として活躍している糸谷哲朗8段戦と羽生あり 善治9段戦には危なげ無く良く勝ったものである。この調子で久保利明9段戦と広瀬彰人竜王戦にも圧勝すれば、文句の付けようのない挑戦者へむけての躍進となる。 久保利明9段は対藤井聡太7段戦で3勝しているので、どう戦えば勝てるか自…

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A級棋士をも破る藤井聡太7段の母、裕子さん

糸谷哲朗8段に続いて羽生善治9段さえも藤井聡太7段に対して立てた作戦の裏を掛れて敗れてしまった。藤井聡太7段は並み居る棋士の持つ概念を超え、もう藤井聡太7段を倒すことのみ考えなければならない棋士に成長してしまったのだろうか。師匠の杉本昌隆8段は藤井聰太7段が強くなった事の記者からの質問に対して「私は何もやっていない。要因はご家族にある」と答えているが、自身も藤井聡太7段に他流試合を積極的にさせる…

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子息の頭を良くしたいなら、囲碁・将棋を覚えさせるべき

良く頭を鍛える為だと言って子息にゲーム機を購入して与える親御さんが多いが、あの行為については筆者は反対する。ゲームソフトは所詮パズルの域を出ず、子息の脳の働きをゲームソフトの作者が創り込んでいる範囲を出ないので、頭を良くするのに一定の効果しか上がらない。その点、囲碁や将棋はゲームソフトを作成するのにAIの2006年に深層学習が取り入れられ、2010年代にビックデータ解析技術を応用してやっと出来た…

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やったぜ藤井聡太7段!見事羽生善治9段を王将リーグ戦で撃破!

昨日、見事に藤井聡太7段は王将リーグ第4戦で羽生善治9段を押し切った。昨日見せた羽生善治9段の最大敗因は藤井聰太7段に対し、横綱相撲をする勇気が失せてしまった事に尽きると受け止める。それに対して、藤井聡太7段は佐々木大地5段に敗戦した戦法を羽生善治9段が指したのを受けて、見事勇気を持って勝利を収めたと言える。 現代社会では若者に覇気が無く、勇気を持たない者達が多いので、このブログでは殊更藤井聡…

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王将リーグ藤井聡太7段対羽生善治9段戦の戦型予想は如何に

羽生善治9段の一般的な差回しは、相手の得意戦型を敢えて採用すると言うものである。最近の藤井聡太7段の戦いを見ていると、勝敗に関わらず居飛車角換わり腰掛け銀を軸に数十手が同形の事が多い。羽生善治9段もその戦型を採用して、何処かで変化をして来て藤井聡太7段の裏を取ると考えるのが普通であろう。 藤井聡太7段は相手が角換わりを拒まない限り、本年度における将棋は角換わり腰掛け銀戦の延長に及んで定石化して…

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明日はいよいよ王将リーグ羽生善治9段戦だ

藤井聡太7段が常に念頭に置いている棋士は羽生善治9段であろう。将棋を覚え立ての頃、既に羽生善治9段は棋界の頂きに立ち、7冠独占の実態であった時、目指すべき目標として認識していたはずである。だから、5才にも拘らず、分厚い「格落ち定石」を習得したのであろう。 多分、師範の文本力男氏から、羽生善治9段を目指すならこれ位の努力が必要だと指摘されたに違いない。藤井聡太7段の将棋を見ていると、未だ10台の…

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やったぜ!藤井聡太7段怪物くん相手に41手詰みの詰将棋!

藤井聡太7段対糸谷哲朗8段の一戦は驚く事に本年8月29日に指された第5期叡王戦予選で敗戦した対村山慈明7段戦の香取りの一1角成に続く三3桂迄同形であった。次の1二銀が糸谷哲朗8段が先の村山慈明7段が指した六6歩と異なっていた。同じ進行なので、当然藤井聡太7段が対策を立てているはずと糸谷哲郎8段が躱した1手なのであるが、流石に敗戦局対策を藤井聡太7段が充分にしていたのであろう、飛車で馬を取り直後に…

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本日、藤井聡太7段にとって王将リーグ3戦目となる対糸谷哲郎8段戦だ

藤井聡太7段は対糸谷哲郎8段戦に対して、第66期王座戦2次予選と朝日杯オープン将棋トーナメント準々決勝戦でで当たり、見事2戦2勝している。A級棋士である怪物くんと異名を取る糸谷哲郎8段としては、この1戦は何としてでも雪辱をはたさねばならない1戦に違いない。糸谷哲郎8段は戦前に思いも付かない戦法を用意し、さうして相手に余分な考慮時間を与えない超早指しで知られている。 今回の対戦時間は、これ迄の2…

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藤井聰太7段は常に最善手を求めて読み続けている

人はやろうとする前に既に行動に移っているものであるから、急な危機が来ても回避の行動が本能的に起こっている。これは脳神経科学の立場から説明すると、前頭前野でそのおける状況を把握し、論理だって理解する前に第1次運動野と小脳が連動して、危機回避の行動を判断している所以である。であるから、縁台将棋等では相手が指すと瞬時に指すし、AbemaTVトーナメントでもフィッシャールールによって1手指す毎に5秒追加…

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藤井聡太7段を追い続ける若手棋士

昨日、藤井聡太7段対竹内雄悟5段の順位戦C級1組第5回戦が行われたが、見事藤井聡太7段のC級1組5連勝となった。後、4勝組が5名いるが、その勝敗の帰趨は気掛かりではあるが、兎に角順位戦C級1組トップである事に変わりは無い。是非とも、今期は師匠と同じB級2組に昇進して欲しいものである。 さて、昨日の藤井聡太7段対竹内雄悟5段の順位戦C級1組第5回戦は藤井聡太7段の先番で始まったが、相変わらずお茶…

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本日、順位戦C級1組第5戦、藤井聡太7段対宮本広志線が戦われる

藤井聡太7段は順位戦C級1組において4連勝していて、C級1組には4連勝している棋士がいて、藤井聡太7段は全勝を期待されている。と言うのは、前期のC級1組において1敗してしまったので、師匠はB級2組に昇級したが、自身は出来なかった苦い経験をしている。現在、王将リーグで戦っている藤井聡太7段であるので、C級1組では全勝で以て昇級を果して貰いたいものである。 宮本広志5段との順位戦に戻ろう。宮本広志…

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読むと言う行為は構成と計算からなる

以前の記事で理化学研究所が“将棋プロジェクト”で頭頂葉が活発に動作していると書いた。頭頂連合野は各感覚情報が集まって、身体の空間知覚を認識し運動知覚を育む場所でもある。どういう事かと言うと、我々の5識(眼・耳・舌・身・意)を1次感覚野から経路を経て、それらが統合され意味づけし、それによって様々な計算する事によって、我々の動作が担保されているという事だ。 将棋には8種の駒があり、それを夫々我々が…

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藤井聰太7段の読む力

読む力は、将棋が強くなればなる程に付いて来るものである。我々素人が読む力を鍛える為に、為す努力が詰将棋に他ならない。詰将棋は王手を続けることで詰みに至るように作られているパズルに他ならない。 パズルはナンプレやソリテリア等が有名であって、夫々ファンも多く、それらのパズルから他のパズルへ転身して楽しむ人が多い。詰将棋の良い所は、手筋群の組合せで作成している所から、それに努力する事で手筋の冴えが実…

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藤井聰太7段と豊島将之名人は紙一重

両者の最大の違いは勝利に対する執着の違いであろうと捉えている。藤井聡太7段はその場で最善手に執着心を持っているように感じられ、持ち時間の有無に関わらず、読み耽る姿を見れば分る。タイトル奪取を考えれば、最大必要なものは勝利さい執着心に他ならない。 最善手を追及するのは大切なのだが、タイトル戦の挑戦手合で持ち時間のが8~10時間あるときに追及すべきであろう。持ち時間が制限されていれば、相手も同条件…

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聡太の脳“人間の脳は凄い(Ⅰ~Ⅲ)”の結論

人間の脳は凄い(Ⅰ~Ⅲ)の記事で脳神経細胞はその持つ環境に従って顆粒細胞であったものが巨大神経細胞になった事は書いた。藤井聡太7段はお祖母ちゃんが共に将棋を楽しんだ事で数多くの将棋と関連する錐体細胞が出来たと考えられる。ふみもと将棋教室に通うようになり、「格落ち定石」や「詰将棋」を頭に詰め込み、解く事でそれらの錐体細胞が巨大化したと考えられる。 錐体細胞に情報を蓄える事を記憶と言うのだが、読者…

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藤井聡太7段が本当に強い将棋を指せるには後一息である

一昨日の王将リーグ第2戦対豊島将之名人との対戦は勝っていても不思議ではない一局であった。竜王戦決勝トーナメントで敗れた対豊島将之名人との対戦も強い将棋を指せたなら勝っていて当然の敗北であった。只、豊島将之名人は持ち時間を考慮した上で、藤井聡太7段は全精力を注ぎ込んでの優勢なので、本当の優勢では無いのかも知れない。 藤井聡太7段の対豊島将之名人戦は振り返って見ると、その差は紙一重になっているよう…

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囲碁界も将棋界に劣らず沸いている

昨日、19才の芝野虎丸8段が張栩(ちょうう)名人(39)に4勝1敗で名人位を獲得し、タイトル獲得最年少記録を更新した。筆者が藤井聡太7段に注目している間に、知らぬ間に囲碁界にも大きなうねりが起きていた。兎に角、芝野虎丸8段の活躍は、先程国民栄誉賞を受賞したばかりの井山裕太4冠を上回る可能性を持つ棋士の登場である。 囲碁界では、ここ十数年、中韓の囲碁界の躍進を受けて、日本の囲碁界は沈んでしまって…

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王将リーグ戦豊島将之名人に負けたが、負けはビジネスで言えば倒産である

王将リーグ戦第2局豊島将之名人対藤井聡太7段戦は相掛りで始まった。局面は藤井聡太7段が捻り飛車を繰り出す等、戦法を駆使して藤井聡太7段が優勢を保って序中盤戦を乗り切った。結果は藤井聡太7段の投了で終了するのだが、負けはビジネスでは倒産を意味し、棋戦でもトーナメント戦ではその後の登場は無い。 最終版迄、どちらが詰むか難しい攻め合いの応酬が続いたが、豊島将之名人が詰めろの連続で藤井聡太7段の投了止…

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本日は王将リーグ2戦目、豊島将之名人対藤井聡太7段戦である

将棋の闘いは昨日迄書いていた「人間の脳は凄い(ⅰ~Ⅲ)」で記した脳同士のぶつかり合いである。筆者の予想(願い)は藤井聡太7段が勝つのでは無いかと期待していて、最近2人がよく指している角換わり腰掛け銀戦法になれば期待できる。しかし、豊島将之名人は基本オールラウンドプレーヤーであるので、どう藤井聡太7段の裏を掻く戦法にでるかも見物である。 藤井聡太7段より豊島将之名人は1日の長があるのは間違いない…

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人間の脳は凄い!Ⅲ

続いて、どのように顆粒細胞から巨大神経細胞が生れる機序を説明しなければ分らないだろう。このブログでは、度々脳神経細胞は環境のみに依存すると述べている。脳神経細胞にとっての環境とは1千億個以上ある他の脳神経細胞から発する神経伝達物質の分布状況を筆者は考えている。 昨日書いたように、感覚受容体を持つ神経細胞は先ず、嗅玉及び視床でその感覚が電気信号に変換され、夫々の軸索を通って伝えるべき夫々の1次変…

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人間の脳は凄い!Ⅱ

これ迄、プルキンエ細胞・ビッツ細胞・眼窩錐体細胞については度々取り上げた。これらの神経細胞はホモサピエンスにとって共通の巨大神経細胞であり、我々の繁栄を担保した本体でもある。我々の肉体を柔軟に動かしている神経細胞はプルキンエ細胞・ビッツ細胞であるし、共同作業で生物の頂点に立った最大の要因が眼窩錐体細胞に他ならない。 無論、その役割を担っているのは遺伝子の役割は欠かせないのだが、やはり始まりは顆…

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人間の脳は凄い!

昨日の記事で藤井聡太7段の瞬時における閃きや一瞬で思い浮かぶ局面はAIに勝ると書いた。如何にディープラーニングと言えども、それはAIの開発者が用意したメニューでの実現しているだけであって、全ての脳の活動に対応したものではない。これ程進化した将棋そふとにしても、羽生善治9段はAIは盲目的に信用すべきではないと発信している。 事実、藤井聡太7段はAI越えの手を連発していて、藤井聡太7段が指した後に…

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藤井聡太7段の脳はAIよりも勝っている

人は行動する前からその行動は決まっていると言うのは、有名であるからご存知であろう。思う以前に脳は行動を決めていると言う事である。危機に際して、何も思わず後ずさりしたり、危機回避するのは当然てせあるがそれが最良の選択である事は多い。 将棋も然りであり、局面を認識した瞬間に指す手は粗決まっていると言って良い。あの糸谷哲郎8段の早指しは目にも止まらない時があるのをご覧になった方々は多いと考える。藤井…

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未だ未だ進化途上の藤井聡太7段!

昨日の中日新聞に藤井聡太7段の師匠の杉本昌隆8段が「色々な勝ちパターンを増やしている真っ最中」と対三浦弘行9段戦の勝利を受けて語っていた。事実、将棋の計算を担っているワーキングメモリーがある前頭前野の発達は25才に頂点になると考えられているので、進化途上は間違いない。A級棋士と対局が続く藤井聡太7段であるが、負けを糧にして自身の進化に繋げている。 久保利明9段に対しても3連敗した後、竜王戦決勝…

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藤井聡太7段勝利!世代交代の狼煙は上がった!

昨日、午前10時から藤井聡太7段にとっての王将リーグ初戦の幕が切って落とされた。まるで対豊島将之名人と見まがうかの角換わり腰掛け銀に差合いで対局は進んだ。当然互いの飛車先の歩を突く所から、5筋に銀がかち合せる正真正銘の角換わり腰掛け銀の駒組が組み上がった。 先ず、研究した手であったのだろうが、三浦弘行9段が歩を突いて戦端が開かれた。そこからの藤井聡太7段が指す、一歩も引かない強手の連続に、思わ…

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