藤井将棋は勝は短手数、負けは長手数

最近の藤井聡太7段が指す将棋を見て感じる事は、勝つ時は短い手数で詰みになり、負ける時はその費やす手数が多い事に気が付く。
それは藤井聡太7段が指す手筋に磨きが掛って来たとも言え、勝つ時は壺に入ったように手掛かりが無いかに見える場面で、駒を思わぬ所に配置し、連打によって相手玉を追い詰めていく。
敗れる時は、藤井聡太7段の玉は居玉から数手しか移動していない近年流行っている守り方であるので、自陣の守り駒からも遮られ無い為に中段に出て行き易く、手筋を駆使して相手陣迄逃れていく事が目立つ。

玉の特徴は上下左右1つずつしか動けないので、相手陣に行くには長い手数を費やすのは当然である。
それも攻められて逃げて行くのであるから、普通は到達する事さえ困難であり、手筋を駆使してこそ相手陣に到達できる。
最近では、日本シリーズJT杯1回戦、福岡国際センターで戦った三浦弘行9段戦は決着迄に180手を要している。

あの戦いにおいては、藤井聡太7段にとっては苦杯であったが、普通ではお目に掛れない相手陣の隙に角を打込み、そこから藤井聡太7段の攻めが始まる。
結果、三浦弘行9段の玉は藤井聡太7段陣の手前にあった自軍の駒が多く居た地点まで逃げ込み詰みが無くなった。
一方、藤井聡太7段の玉は、攻めから逃れて中段迄行き、手筋を使って相手陣手前迄到達した。

結果、双方持ち時間10分しか無く、互いに考慮時間が1分ずつ5回与えられた早指し棋戦であるのに、2時間を要している。
この1戦は、早指し棋戦であるにも関わらず、再度YouTubeで確認すると良いと考える。

この記事へのコメント

  • 万年平人

    負けるときに長手数なのは単に潔さがないからでしょう。相手のミスを期待してまで粘るのは美しくないです。
    2019年09月01日 16:17
  • hbar51

    万年平人さん、ようこそ。
    粘れる心あれば、粘るべきは粘るものだと考えます。
    簡単に諦めるのは、勝負師としては、あるべき姿ではないと考えます。
    勝負の途中では、ドロドロの沼地を行くようなもので、それに耐えてこそ、勝てるのであって、美しさを求めるものでは無いと考えます。
    藤井聡太7段は美しさを追求し過ぎていて、不要な苦労をしていると考えています。

    >万年平人さん
    >
    >負けるときに長手数なのは単に潔さがないからでしょう。相手のミスを期待してまで粘るのは美しくないです。
    2019年09月02日 02:08