王将リーグ藤井聡太7段対羽生善治9段戦の戦型予想は如何に

羽生善治9段の一般的な差回しは、相手の得意戦型を敢えて採用すると言うものである。
最近の藤井聡太7段の戦いを見ていると、勝敗に関わらず居飛車角換わり腰掛け銀を軸に数十手が同形の事が多い。
羽生善治9段もその戦型を採用して、何処かで変化をして来て藤井聡太7段の裏を取ると考えるのが普通であろう。

藤井聡太7段は相手が角換わりを拒まない限り、本年度における将棋は角換わり腰掛け銀戦の延長に及んで定石化している如く対応している。
しかし、つい先達ての対糸谷哲郎8段戦のように下手な変化をすると、藤井聡太7段の罠に入る可能性もある。
しかも、羽生善治9段は公式戦対局で1度だけだが、1敗地に塗れているのである。

あらゆる指し手に精通している羽生善治9段は、全く予想の出来ない戦法を採用するかも知れない。
平成の覇者羽生善治9段は、大山の力強い受け・中原の自然流の攻め・加藤一二三の重厚な攻め・谷川の光速の寄せ・米長の泥沼流の差回し・佐藤康光の緻密流の深い読み・丸山の激辛の差回し・森内俊之の鉄板流の受けと言う歴代名人の差回しを熟して実現したものである。
無論、藤井聡太7段はそういった羽生善治9段を最大研究している訳で、それは棋戦において相手棋士の事前準備が見当たらないので、予想される。

何れにせよ、本日の持ち時間4時間の激闘を期待したい。
藤井聡太7段には持ち時間4時間を自覚して、普段の藤井聡太7段を見ていると順位戦での持ち時間6時間と錯覚していると感じているのでそこだけは留意されたい。

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