藤井聡太7段、西川和宏6段に快勝!次は出口若武4段戦だ!

試合は先手の西川和宏6段が角道を開ける歩突きで始まったが、藤井聡太7段は相変わらずお茶を一口飲んで飛車先の歩を突いて始まった。
西川和宏6段が選んだ戦法は角の右隣に飛車を振る3間飛車であったが、これは藤井聡太7段も見慣れない形らしく長考を重ねて駒組を進めた。
23手目の5九角は西川和宏6段の用意した戦術だったが、藤井聡太7段は乱されずに時間を使って対処。

互いに互角の体勢を保った侭昼食休憩。
互いに互角を保った侭というのも、藤井聡太7段が西川和宏6段の手に任せて最善手を繰り出しているに相違ない。
局面が動くのは、西川和宏6段が角に歩で紐付けしたにも関わらず飛車を切り、角を取ってからであった。

恐らく藤井聡太7段は詰み形へ持って行く手段を読み切っていたのかも知れない。
解説者は“こんな手は恐ろしくて指せない”と言う指し手を重ねて投了へと導いた。
見ている素人同然の筆者には“穴熊はこんなに脆いのか”と思わせる指し手の連続であった。

広瀬彰人竜王がそれ迄得意戦型としていた穴熊を捨て、角換わりに変身したのも尤もと頷ける。
必死で将棋を指している棋士であるなれば、この広瀬彰人竜王の変身の理由を確り研究して、自身の将棋に活かすべきではないか。
ともあれ、終盤近くまでは互角とされた気勢が一気に崩れ、藤井聡太7段の快勝となったのは、結果藤井聡太7段のペースで指されたと見る。

次戦の出口若武4段は新人王戦決勝3番勝負で戦い、2連勝で幕引きとなったが、出口若武4段がどれだけの進化を遂げているかだろう。
出口若武4段はご承知の通り、嘗て藤井キラーと言われた井上慶太一門である。
藤井聡太7段も新人王戦当時より随分強くなっているので、恐らく出口若武4段に勝機は無いと感じる。

勝敗は時の運とも言われる如く、出口若武4段が藤井聡太7段の思わぬ手で出て来るかも知れず、次戦が楽しみではある。

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