藤井聡太7段と詰将棋

藤井聡太7段は詰将棋選手権チャンピオン戦で5連覇を果たしている強者である事は読者諸兄もご承知のことと存知る。
谷川浩司9段によれば、小学校3年生のチビが並み居る棋士を尻目に13位となった事に驚愕したそうである。
昨日の記事で「格落ち定石」を丸暗記したのは書いたが、その「格落ち定石」は手筋の宝庫であり、おまけにその出す手順迄親切に教えている。

詰将棋も手筋を知っていてこそ解けるが、手筋を知らない輩には指す手順を考えるのみで3手考えるのにも手こずる。
藤井聡太7段はその手筋群と様々な組み合わせで実戦における手筋の組合せ迄、5才で習得している。
習得と言っても、それは丸暗記に過ぎず、それを丸暗記で無く活きた手筋とその組合せを実質学ばせて貰ったのが詰将棋に他ならない。

先日、王将戦リーグ戦糸谷哲朗8段に対して、41手詰の詰将棋にAIでさえその詰み筋に到達するのに随分時間を要したと話題になった。
AIが悪手判定をした七1飛と指した手は41手詰の詰将棋の起手であった訳だが、当の糸谷哲朗8段に理解できたのは数十手を要している。
藤井聡太7段が終盤に強いのは、詰将棋に強いせいだと棋界の一致した認識である。

それを王将リーグ戦の実践で見せてくれるとは、誠に感動ものである。
広瀬彰人竜王と羽生善治9段戦が明後日にあり、その結果次第では藤井聡太7段が1抜けになる可能性がある。
是非この機会に、最年少挑戦者及びタイトル保持者になって欲しいものである。

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