一皮剥けた藤井聡太7段、青島未来5段に快勝!

筆者が藤井聡太7段が初手に八4歩と突いたのを見たのは、筆者にとって初めての体験であった。
藤井聡太7段の将棋はこのブログを始めてからであるから、それ以前に、ひれも29連勝を含めるとあったのだろうが、少なくともこの1年と3ヵ月余り、初後手問わずお茶を啜り飛車先の歩を指すのを見たのは突然の出来事であった。
昨日の1皮剥けは、次回王将リーグ対戦者である糸谷哲朗8段にとっても最終戦の広瀬彰人竜王にとっても研究を1から見直す出来事だったのではないだろうか。

昨日の対戦は終始藤井聡太7段のペースで進んでいき、駒組が終了した時点で藤井聡太7段の優勢が決まっていたようだ。
解説の郷田真隆9段によれば、「私なら投げる」と言わしめる場面が過ぎても、青島未来5段は諦めずに勝負手を連発した。
それを軽くいなす藤井聡太7段の1年3ヵ月に及ぶ成長は著しいものがある。

筆者にすれば、やっと指してくれた八4歩なのであるが、やはり王将リーグ戦最終版のこの時期に指す藤井聡太7段は勝負師だと感じた次第だ。
青島未来5段はそんなに指し易い相手ではなく、世間からは並み居る棋士の中での天才と呼ばれる存在ではあるが、矢張りA級棋士と対等に渡り合う藤井聡太7段の敵では無かった。
この後、藤井聡太7段は順位戦C級1組で全勝し、B級2組に進むであろう事を疑わない筆者である。

それにしても、この時期で1皮剥けると言うのは、将棋界全体に衝撃が走る出来事であると言って良いと考える。
藤井聡太7段の選択肢が1つ増える事は、挑戦者決定における対戦成績に影響を及ぼすだけでなく、本年の都成竜馬5段戦に見られた大番狂わせも少なくなるはずで、棋界は藤井聡太7段を中心に回りだす切欠になったのではないかと筆者は推測する。
この時期、このタイミングでアピールする藤井聡太7段の勝負師魂を称えたい。

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