棋聖戦2次予選阿部隆8段との対戦は危な気ない快勝!

昨日、藤井聡太7段の棋聖戦6組2次予選が先手番で始まり、最近流行している角換わり腰掛け銀で昼食休憩前までにスタートした。
無論、藤井聡太7段は1次予選へ組で優勝しての2次予選であるが、初戦が2次予選準々決勝戦となっている。
昼食休憩前の角換わり腰掛け銀が完成する迄は、定石であるから互角の戦いであったが、徐々に安定した差回しで優勢を広げていった。

持ち時間3時間の戦いなので、午後5時過ぎには藤井聡太7段らしい鋭い差回しで117手目で投了に追い込んだ。
先日の順位戦C級1組第6戦青島未来5段戦で見せたように、A級棋士と互して戦う藤井聡太7段にとって格下との対戦は横綱相撲そのものだ。
糸谷哲朗8段戦に見せた41手詰めの詰将棋や羽生善治9段戦でも相掛りで見事に押し切った将棋を見ても、ここ最近の藤井聡太7段の安定振りはA級棋士を凌駕していると言っても過言ではない。

元々藤井聡太7段の将棋は、序中盤で劣勢に立たされてそれを終盤力のAI超えでのうっちゃり型であった。
29連勝や様々な最年少記録もそうやって生まれて来たが、この2年程の努力が実り安定感を得て、その上にあの終盤力である。
久保利明9段や広瀬彰人竜王も対藤井聡太7段戦をどう戦おうかと、答えのない難問に悶絶しているのではなかろうか。

糸谷哲朗8段戦に見せた得意の角換わり腰掛け銀戦法に羽生善治9段戦では相掛り、青島未来5段戦で見せた1手目角道を開ける戦法のどれにも焦点が絞れない状況に追い込まれていると推察する。
藤井聡太7段はこの侭、控えめな戦いを続ければ王位戦ではリーグ戦に、棋聖戦は決勝トーナメント進出は間違いないだろう。
敵は唯1つ、奢りであり、現在の控え目を続ければ8冠も夢ではない。

只、藤井聡太7段が奢らない事を願うのみである。

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