藤井聡太7段、歩指しの名局!久保利明9段憤死!

一昨日の王将リーグ戦対久保利明9段は、何時ものお茶を啜り飛車先の歩を突く事から対局は始まった。
対する久保利明9段は角道を開け、四間飛車への堂々たる布陣で臨んでいる。
双方の駒組での焦点は、藤井聡太7段の指した5五角であった。

その角を指した事で、久保利明9段が築いた蓑囲いが崩れ、対する藤井聡太7段は角の居た所に玉が収まり囲いが完成に近づいた。
続いて藤井聡太7段の指した49手目の1一角成は、藤井聡太7段の最も得意とする角交換への1手であった。
手にした角を直3一角と飛車に当て、飛車の逃げるのを待って6四の歩を取り、馬と化し5三銀を待って2八馬と下がったのだが、標的になりかねない角を守りの要の2八の地点に馬としたのは妙技であった。

久保利明9段も負けては居ず、飛車を左右に振りながら藤井聡太7段の飛車と馬の待ち受ける右陣に攻撃を仕掛けるのだが、その隙を捉えて2三歩打ちとしたのがと金を作り、香車を取り、遂には圭も取って、久保陣を崩す要の駒を入手した。
どうも強い人の話では7五歩と上がったのが決定打であったらしい。
結果、久保利明9段は築いた蓑囲いを崩し、藤井聡太7段の指した香車と桂馬で張り巡らされた蜘蛛の糸から逃惑う事になる。

結局、久保利明9段が馬を詰めた積りが、馬で銀を取られて後は藤井聡太7段の指した5三歩からと金が待ち受け、身動きが取れなくなった。
後は4三銀只捨てからは一直線である。
何とも、歩の重要性に気付かされた一局であり、“歩の無い将棋は負け将棋”を思い知る一局であった。

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