広瀬彰人竜王は藤井聡太7段から負けた事を意識していないと言うが?

昨年2月、朝日杯オープン将棋トーナメント決勝で、当時中学生であった藤井聡太5段と指した戦いを忘れる道理は無い。
筆者はその当時、そんなに将棋に興味を持っていなかったので、「へぇー!」位の想いしか無かったが、実際に見ていた千人以上の観客は驚きと興奮に包まれたはずである。
その決勝戦を指していた、当時の広瀬彰人8段がその1手々を忘れる道理は無いと信じるが、今回の王将リーグ戦が初対局と考えているというのは、単にそう想いたいだけなのであろう。

棋士であるから、自身の指した譜面は忘れる道理は無く、忘れたいと言う想いで一杯な心境を、初対局と言っているのであろう。
決勝戦を指して負けた直後に、羽生善治9段から竜王位を奪って、広瀬彰人竜王と名乗っている。
折しも、竜王戦挑戦手合7番勝負で豊島将之名人に3連敗している広瀬彰人竜王であるが、竜王防衛の崖っぷちに立たされていて、必死に踏ん張っているのが現在の心境であろう。

崖っぷちの時に、よりもよって藤井聡太7段と王将リーグ戦で王将挑戦を決める決戦が重なっている。
広瀬彰人竜王にとっては、将に連熱地獄の真っ只中に居る心境では無いだろうか。
兎にも角にも、負けは負けと認めて現実に立ち返らない限り、現実の挑戦者決定戦にはならないのである。

あった事を意識から外そうとする限り、自身が現実に立つ事はできないし、出来なければ真の実力も発揮できないのである。
このブログで一昨日、藤井聡太7段が広瀬彰人竜王に勝つと断定したのはそういう広瀬彰人竜王の心の内を垣間見ているからである。
藤井聡太7段は、昨年2月から比べると、格段に強くなっているが、棋界の王者竜王よりも強くなっているとは言えない。

藤井聡太7段はまだまだ進化途上であって、仮に広瀬彰人竜王に勝ったとしても、それは広瀬彰人竜王が自身に負けた結果でしかないと言える。
明後日の決戦が楽しみである!

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